GM理数研  学びのレポート

名張市の高校受験、大学受験のお役立ち情報

授業受けずに成績が上げられるのは授業の受け方を知っている者だけだ!

最近の塾、予備校は「授業をしない」や「自立学習」というったキャッチフレーズが目立ちます。確かに勉強は自分で主体的に進めるものですので、正しい方向性だろうと思います。多くの保護者の方も素晴らしいと思うことでしょう。でも、少し待ってください。ご自身のお子様を眺めたときにそれが簡単にできると思いますか?大変無礼で申し訳ないのですが、実際に多くの子はそうです。いや、そもそも授業の受け方自体を知りません。そんな子たちが、授業を受けずに自律的に進めようとしても無用に時間を浪費するだけです。

 

私が特に注目しているのは、授業の受け方を知らないことです。私の塾に来ている子ですら、最初はこちらからする質問にも答えようとしません。「分かりますか?」という質問に対しても無言です。この問いの答えなんて、はいかいいえの二択なのにもかかわらず、きわめて受動的です。この姿勢のまま、指定されたルート通りに問題集を進めたところで、ただ大変なだけです。得るものはほとんどありません。加えていつまでも授業の受け方が身につかないものだから、子どもたちが大半の時間を過ごすであろう学校の授業で得るものが少なくなってしまいます。これは、同じ結果を出そうとすればより多くの時間がかかってしまうことを意味します。

 

私たちが優先して行うべきことは、きちんとした授業の受け方を身に着けてもらうことです。それには授業は不可欠です。授業はただ黙って座って話を聴くものではありません。あくまで主役は子どもたち自身です。活発な子、大人しい子も関係ありません。大人しいなら大人しいなりに、自分が主役となる授業の受け方というものが存在します。その方法を教えるのが私たちの仕事だと思います。