勉強が苦手だと感じている子たちには、それぞれに目にはつきにくい固有の原因というものもあるのですが、いくつかの共通する点があるのも事実です。それは次のような事になります。
①学習時間が少ない
うちはフリータイムの学習塾塾ですので、来塾時間と模試の結果をみると正の相関がみられます。
②質問に適切に答えられない
例えば、「〇〇について知っていますか？」と問いかけると、黙り込んでしまう。はいかいいえで答えるだけでいいですよ。と伝えても黙ったまま。こうなってくると、まあ難しいのですが、色々なことを解きほぐしていかないとと感じます。見方によっては、過度に完璧主義すぎるとも言えるのかもしれません。ただ、これは成績の良い子たちでも時々見られます。③今教わった事を次の問題で使ってみようとしない
この仕事を始めたばかりの頃は、目が点になる程の衝撃を覚えましたが、やはりこれも珍しいことではありません。問題集のこのページは何を身につけるためのものなのか等を考えられていない。極論すると、ただ解答欄さえ埋まり提出できるようになれば良いと、意図してではなく無意識にそうなってしまっている。特に無意識にそうなってしまっているのが怖いところです。保護者からすると、真面目にやっているのになんで？でしょうし、生徒本人からすると、このおじさん(私のこと)は真面目にやっているのに、横からゴチャゴチャうるせえな！といったところでしょうか。
理数研ではこういったところを、深く踏み込んで指導していきます。勉強以前の物事の向き合い方から伝え続けていきます。生徒の内なる部分をえぐるようなことになることもあるかもしれません。したがって、そういったことが受け入れられない方、気持ちの面で受け入れられる精神状態になっていない(思春期なのでどうしてもそのような時期もあります)にはきついかもしれません。一方で、現状をなんとかしたい、変わりたいという意欲があれば、そのお手伝いはできるのではないかと思っています。
