こんにちは三重県名張市にある大学受験の学習塾GM理数研です。
さて大学の研究力が偏差値で測れるでしょうか?そんなことは不可能です。プロ野球選手に高校のときの通知表はどうだった?と聞くようなものですね。
そもそも、高校時代の模擬試験の偏差値がなぜ研究にかかわるのかと考えられるのか、軸が全く異なるものを数値で比較しても意味がありませんし、それこそ何ら科学的ではないのですよ。
軸が異なる。すなわち全く別の競技なのですよ。それを無理やり数値比較しようとする行為自体が科学への冒涜であるので、そのような方が大学の研究力などを語るのが奇妙でなりません。
中には科研費を持ち出した方もおられますね。確かに偏差値の高い大学が多いかもしれません。しかし、これもまた軸が異なるのです。地球規模的ビジョンで世界が直面する課題解消に向けて研究を行う大学と地域課題の解消や地域産業のと人材供給を使命とする地方の大学では比較のしようがありません。
引用論文数などもそうですね。世界でその人ひとりしかやっていないテーマなら引用されることは稀でしょうが、それは紛れもないオンリーワンです。きっとその中には後世にとっては重要なものも含まれるでしょう。
研究活動の軸が全く異なるものを同じ変数として扱い比較するなど、科学を何も理解できていない証拠です。そんな安易な符号化をして、短絡的に勝敗をつけることに何の意味があるのでしょうか。
私はかつて三重の田舎の中小企業の研究開発職でした。研究設備は十分ではありません。何かあれば三重大学へ相談、協力を求めます。そして三重大はこんな田舎の若造にも非常に協力的です。地方の大学の価値とはそういう部分にもあるのです。在職時は本当にお世話になり感謝しても感謝しきれません。私がいくつか特許を取れたのもきっと三重大のおかげでしょう。
もし高校生が大学選びで悩んでいるなら、高偏差値大の方が就職に有利であることは否定しません。また、世界が注目するような研究に関わりたいのなら高偏差値大の方が良いでしょう。しかしながら、地域課題の解消という役割は地方大学ならではのものです。その内容についてどちらが優れているとかあるはずがありません。あなたがどちらが好きかだけです。
