4月から高校3年生になるみなさん。大学受験に向けて動き出した、あるいは動き出そうとしているころではないでしょうか。
大学受験に向けて注意点をいくつかお話しします。異論もあるでしょうが、一部でも参考になれば幸いです。
英語
①共通テスト対策ばかりにならないように。
共通テストのリーディングは時間が厳しいだけで、英文自体はやさしいです。これを題材に
英語を勉強していても、私大や国公立二次の問題には手も足もでない可能性が高いです。
また、共通テストの英文でも内容が分からないようであれば、中学の英文法から見直していきましょう。
②単語帳に載っていない単語も知らなければ必ず覚えること。
学校で使っている単語帳は、最低限必要な語彙です。それを覚えたからといって、十分ではありません。知らない単語は調べて、都度覚えるを徹底してください。
③一文一文をきちんと根拠をもって解釈すること
何となく単語の意味をつなぎ合わせて解釈するのではなく、文型、品詞などを注意深く捉え、根拠をもって解釈すること。これを徹底すれば自ずからスピードもついてきます。最初から速く読もうとと思わないことです。
数学
①共通テストは得意な子でも8割超えるのは大変です。
数学が得意だからといって、共通テストの得点源を数学にするのは危険です。仮に数学が6割を下回ったとしても、挽回可能なように、国語や地理もしっかり勉強しておくこと。
文系や苦手な人は、6割は絶対に超えるんだという意識で、大問前半の基本的な問題を確実に解けるようにしましょう。
高得点を狙って、他が疎かになることのないように。共通テストに関しては取れなくても仕方ないくらいの気持ちでもいいのかもしれません。
②記述力、初見問題への対応力を上げること
解答は信頼できる先生に添削を頼むこと。解説を読むときは、なぜその発想に至ったのか
、その着眼点は何だったのかをよく考えること。解説を読んで納得するばかりでなく、しっかり自分で手を動かすこと。
基本的なことがある程度網羅できたのなら、過去問や単元別になっていない問題集などにできるだけ早い段階で取り組むべきだと思いますが、この手の問題集を慌ててやるのも逆効果だと思います。
両科目とも夏までには基本をおさえておきたいです。
国語や理科は書くと長くなりそうですので、今回はこの辺で。