GM理数研  学びのレポート

名張市の高校受験、大学受験のお役立ち情報

生徒の答案から何を読み取るかが講師の腕のみせどころ

名張市にある大学受験のための学習塾GM理数研です。

 

今日のテーマは学校のテストにおける謎採点です。

SNSでも、たびたび話題になりますね。確かに〇でいいだろ。とかなんだこの模範解答は?と思うものが殆どです。中学、高校の謎採点は、内申点が受験に関わる以上SNSで話題になっているようなものはなくすべきですし、批判もすべきでしょう。

 

一方で小学校の場合はそこまで目くじらをたてるものか?と思います。

その理由は、そもそも学校でのテストだけで、その子の評価に直結することがないことが挙げられます。

また、学校で指導した内容と異なるが、学問上正しいと思われる答案の場合、どう判断するかです。まだまだ幼い子たちです。これは十分に伝わるから正解と単純に評価することが、その子のその後の学びにおいてどう影響しそうかという視点も必要だと思います。

本当に理解した上でのことか、真似をするのが極端に苦手なのか、はたまためんどくさがりなのかなど・・・。いろんな可能性が考えられるわけです。

この3つの例のうち、最初に示した場合と後者2つのケースでは当然その後指導方法は変わります。つまり、それは現場の担当教員にしかわかり得ないことです。SNSで見た画像だけではどうにも判断できません。

 

じゃあ、テストでは〇にして、あとで指導すればいいじゃないかと思う方もおられるかもしれません。しかし、小学生くらいの年代にとって、どういうわけかテストで〇であることは極めて重いです。「〇ならそれでいいやん。」適当でいい!となる子が大半です。学年が進んで、その記述じゃ伝わらないという場面に出くわしたときに「え?なんで?今までよかったやん!」となればその矯正の労力、要する時間は小学生の頃の比ではありません。例えば角ABCと書かなければいくつかの可能性があって伝わらない角を角Bと表現してしまうことです。

〇か✕かよりも、その答案により、その子の特性をつかみ取り、必要があれば指導をしていくことが大切だと思います。。

そんなことより、✕でも次できるようになったらいいんだよ。たとえ今回のテストが0点であっても次頑張ったらいい。

小学生の〇への執着は異常な気がします。「習ってないからできません。」これ小学生は本当に多いです。

いや、今覚えたらええがな。

当塾では小学生は、この考え方を改めることから大抵は始まります。

 

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